虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

司法書士試験、行政書士試験等向け。javaScript版の穴埋め条文、判例。

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民法 第210条(公道に至るための他の土地の通行権)

第210条(公道に至るための他の土地の通行権)
1 他の土地に囲まれて公道に通じない土地の所有者は、公道に至るため、その土地を囲んでいる他の土地を通行することができる。
2 池沼、河川、水路若しくは海を通らなければ公道に至ることができないとき、又は崖があって土地と公道とに著しい高低差があるときも、前項と同様とする。

重要度:4

メモ書き:
(1) 他の土地に囲まれて公道に通じない土地を という。袋地を囲んでいる土地を という。袋地の所有者は、公道に出るために囲繞地を通行する権利を有する(第1項)。
(2)第2項の様な事情がある土地を といい、同様に準袋地の所有者は、公道に出るために を通行する権利を有する。

(3)判例
袋地の所有権を取得した者は、所有権取得登記を経由していなくても、囲繞地の所有者ないし利用権者に対して、囲繞地通行権を主張することができるか
(最判昭47・4・14)[20-9-エ, 14-6-イ, 5-16-エ, 59-11-1]

(3)出題過去問の番号:[20-9-エ, 14-6-イ, 5-16-エ, 1-8-123, 59-11-12, 61-22-5]

(4)過去問
1. 公道に通じない土地である甲地を所有するAが甲地をBに譲渡したが,Bは,所有権移転登記を受けていない。この場合,Bは,甲地の所有権移転登記を受ければ,公道に至るための他の土地である乙地の所有者Cに対し,公道に至るための他の土地の通行権を主張することができない。
(上記判例参照)[14-6-イ]

2. Aが売却した土地が他の土地に囲まれて公道に通じない土地であり,Cが当該他の土地の所有者であるときは,Bは,登記をしなければ,Cが所有する土地の通行権を主張することができない。
(上記判例参照)[20-9-エ]

3. 囲繞地通行権は,公道に通じない土地(以下,袋地という。)の所有者が袋地から公道に通じる他の土地を取得したときでも消滅しない。
(袋地でなくなるから)[1-8-1]

(5)追記:
所有権の山場の一つである囲繞地通行権に入ってきました。比較的良く出ているようです。本条については、上記判例が繰り返し出題されています。また過去問の3のように袋地の所有者が公道に通じる囲繞地を取得したときに囲繞地通行権が消滅するかどうかという問題も何回か出されています。この判例と、この過去問を押さえておけば、本条については、ほとんど問題ないものと思われます。
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