虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法 第186条(占有の態様等に関する推定)

第186条(占有の態様等に関する推定)
1 占有者は、所有の意思をもって、 で、 に、かつ、 と占有をするものと推定する。
2 前後の両時点において占有をした証拠があるときは、占有は、その間 したものと推定する。

重要度:3

メモ書き
(1)この占有の推定規定は、取得時効(162条)、即時取得(192条)などにおいて問題になる。

(2)所有の意思(自主占有)、善意、平穏、公然は推定されるが、無過失は推定されない(最判昭46・11・11)ので、占有者の側において立証必要。ただし、即時取得の場合は、188条により無過失と推定される。

(3)善意過失公然占有について。
1. 善意占有とは、権原なく占有している場合に権原が無いことを知らずに、あると誤信してする占有のこと(反対概念:悪意占有)。
2. 過失ある占有とは、占有権原が無いことを知らない場合に、無いことを知らないことに過失があること(反対概念:過失のない占有)。
3. 平穏とは、法律上許されないことをせずにする占有のこと(反対概念:暴行、脅迫)。
4. 公然とは、秘匿せずに占有を取得、保持すること(反対概念:隠匿)。

(4)2項により、過去のAという時点と、Bという時点の双方で占有の事実を立証すればAからBの期間占有が継続していたものと推定される。取得時効で問題になる。

(5)判例

1. 解除条件付売買契約に基づく買主の占有は自主占有であり、解除条件が成就しても当然に自主占有でなくなるものではない(最判昭60・3・28)[3-2-3]。
2. 本条に規定されていない無過失については、推定はされない(最判昭46・11・11)。

(6)過去問

1. 占有者は,占有物を所有の意思をもって善意・平穏かつ公然に占有するものと推定される。
[58-10-2]。

2. 所有者から土地を解除条件付で買い受け,引渡しも終了している場合でも,後に条件が成就すれば,買主は所有権と自主占有を失う。
[3-2-3]。
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