虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法 第177条の続きその2

第177条の続きその2。
本条の第三者とは。

重要度:5++

メモ書き:
(1) 本条の第三者とは、当事者もしくはその包括承継人ではないすべての者を指すのではなく、不動産物権の得喪および変更の を主張するにつき を有する者をいう(大判明41・12・15)[6-9-イ, 60-6]。177条の第三者を制限する考え方を制限説という。判例は一貫して制限説をとっている。

(2) 次の者は本条にいう「第三者」に該当しない(不動産物権の得喪および変更の登記欠缺を主張するにつき正当の利益を有しない者)
1. 不法行為者
2. 不法占拠者(最判昭25・12・19)[20-9-オ, 1-5-2, 2-2-イ, 14-6-ウ, 16-11-ウ]
3.. 無権利者(通謀虚偽表示の譲受人等) (最判昭34・2・12)(大判昭5.3.31)[2-2-ア, 9-10-5, 7-16-ア, 16-11-エ]
4.. 詐欺または強迫によって登記の申請を妨げた者(不登第5条Ⅰ)
5. 他人のために登記を申請する義務を負う者(不登5条Ⅱ)[20-9-イ]
6. 背信的悪意者(単に悪意である場合は良い)(最判昭43・8・2)[62-21]
7. 仮装譲渡における譲渡人
8. 不動産が転々移転した場合の前主(最判昭39・2・13、最判昭43.11.19)[2-2-カ, 7-16-エ]

(3) 背信的悪意者からの転得者は、その者自身が第一買主との関係で背信的悪意者と評価されない場合に、第一買主に対抗できるか。
(最判平8・10・29民集50-9-2506)[11-13, 16-11-イ, 17-8-ウ]

(4)過去問

1. Aが所有する土地をBに売却した。AからBに売却された後もAの子Cがその土地を権原なく占拠しているときは,Bは,登記をしなくても,Cに損害賠償を請求することはできるものの,土地の明渡しを求めることはできない。
(A、Cは不法占拠者)[20-9-オ]

2. Aがその所有する土地について,Yとの間で虚偽表示による売買契約をし,その旨の登記を経た後に,Ⅹにこれを売り渡した。ⅩはYに対して土地の所有権を主張することができる。
(Yは無権利者)[7-16-ア]

3. ⅩがYから甲土地を買い受けたが,その所有権移転の登記を受けていない。ZがYに甲土地を売り渡したが,いまだに登記名義を有している。Zは「Ⅹの登記のないことを主張するにつき正当な利益を有する第三者」に当たる。
(不動産が転々移転した場合の前主)[2-2-カ]

4. Aが所有する土地をBに売却した。AからBへの所有権の移転の登記を申請すべき義務を負っているCがAからその土地について地上権の設定を受けたときは,Bは,先に登記をしなければ,所有権の取得をCに対抗することができない。
(他人の為に登記を申請する義務を負う者)[20-9-イ]
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