虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法第177条の続きその1

第177条の続きその1。
登記請求権について

重要度:5++

メモ書き:
(1)登記請求権とは登記権利者が登記義務者に対して登記手続に協力せよと請求することができる権利。不動産の買主は売主に登記手続に協力せよと当然に請求できる。登記請求権は次のような場合に発生するとされている。[10-15、20-8]

1. 物権的登記請求権:現在の実体的な物権関係と登記とが一致しない場合に,この不一致を除去するため,物権そのものの効力として発生する登記請求権をいい,物権的請求権の一種である。真実の所有者から、真実の所有者ではないが、登記名義を有している者に対して、登記請求する場合。
2. 債権的登記請求権:当事者間で登記をする旨の特約がある場合。
3. 物権変動的登記請求権:物権変動それ自体から生じる登記請求権。物権変動の事実に基づき、その物権変動の過程を忠実に登記請求する場合(不動産登記法の要請に基づく)。

(2)判例

1. 不動産の買主は、売主からの所有権移転登記をしないうちに不動産を転売した場合に、登記請求権を失うか
(大判大5・4・1)[6-16-1, 7-15-オ, 59-10-3]。

2. 不動産の所有権登記名義人は、真正の所有者に対し、その所有権の公示に協力すべき義務があるか。

真正の所有者は所有権登記名義人に、移転登記を請求することができるか。
(最判昭34・2・12)[11-20-ア]。

3. 甲・乙・丙と順次所有権移転登記がなされたが、各移転行為が無効であるときは、甲が乙、丙に対して抹消登記請求権を有するか。

また、乙も丙に対して抹消登記請求権を有するか。
(最判昭36・4・28)[7-15-ア]。

4. 真実の権利状態に合致しない登記があるときは、その登記の当事者の一方は他方に対し登記を真実に合致させる登記請求権を有するか。
(最判昭36・11・24)[6-16-3, 59-10-4]。

5. 甲・乙・丙三者間で中間省略登記の合意が成立した場合に、中間者乙は甲に対する移転登記請求権を失うか。
(最判昭46・11・30)。

(2)過去問:次の登記請求権は、Ⅰ物権的登記請求権、Ⅱ債権的登記請求権、Ⅲ物権変動的登記請求権のいずれに分類されるか[20-8]

1. 不動産が所有者AからB,BからCに順次売買され,それぞれ所有権の移転の登記がされたが,各売買契約が無効であった場合において,BがCに対してBからCへの所有権の移転の登記の抹消を請求するときにおけるBのCに対する登記請求権


2. AがB所有の土地についてCとの間で売買契約を締結した場合において,CがAに対して自己への所有権の移転の登記を請求するときにおけるCのAに対する登記請求権


3. 不動産が所有者AからB,BからCに順次売買されたが,登記の名義がAのままである場合において,AB間の売買契約に基づく債権が消滅時効にかかった後に,BからAに自己への所有権の移転の登記を請求するときにおけるBのAに対する登記請求権


4. Aが所有する土地について,Bが偽造した文書を使用して不正にBへの所有権の移転の登記をし,その上で,Bが当該土地をCに売却してCへの所有権の移転の登記がされた場合において,AがCに対し自己への所有権の移転の登記を請求するときにおけるAのCに対する登記請求権


5. 不動産が所有者AからB,BからCに順次売買され,それぞれ所有権の移転の登記がされたが,Aが未成年者であることを理由にAB間の売買契約が取り消された場合において,AがBに対してAからBへの所有権の移転の登記の抹消を請求するときにおけるAのBに対する登記請求権

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