虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法 第333条(先取特権と第三取得者)

第4節 先取特権の効力


第333条(先取特権と第三取得者)
先取特権は、債務者がその目的である動産をその に引き渡した後は、その動産について行使することができない。

重要度:4

メモ書き:
(1)動産の先取特権は、占有等の公示を伴わないため、債務者と取引をした第三取得者を保護し、取引の安全を図るための規定。
(2)債務者が、賃借人、受寄者、質権者に引き渡した場合には、先取特権を行使できる。
(3)第三取得者が先取特権の存在に悪意でも行使できない。
(4)占有改定による引渡がされた場合であっても、先取特権を行使できない(大判大6.7.26)。

(5)出題過去問の番号:[57-9-1, 2-19-イ, 10-12-ア, 16-14-エ, 18-15-ウ, 19-12-オ]

(6)過去問
1. 債務者が目的物である動産を第三者に譲渡して引き渡した後は,先取特権を行使することができない。
[10-12-ア]

2. 鉄材の買主甲が代金未払いのまま売主乙からその鉄材の引渡しを受け,倉庫業者に保管を委託してこれを引き渡したときは,乙はその鉄材を目的とする先取特権を失う。
(保管を委託された倉庫業者(受寄者)に引き渡した場合は先取特権を行使できる)[2-19-イ]

3. 動産上の先取特権は,債務者がその動産を第三者に売却して引き渡したときは,その第三者が先取特権の存在について悪意であっても,その動産について行使することができない。
[57-9-1]

4. 動産売買の先取特権の目的物である動産について,買主が第三者に対し質権を設定して引き渡したときは,当該動産の売主は,当該先取特権を行使することができない。
[19-12-オ]

5. 動産の売主は,その動産が買主から第三者に転売され,現実の引渡し又は占有改定による引渡しがされたときは,当該動産について,動産売買の先取特権を行使することはできない。
[16-14-エ]

(7)追記:
比較的出題の少ない先取特権の中では、良く出ている方だと思います。メモ書き(2)、(3)、(4)に書いたように関連する既出論点がいくつかあるので漏れなく確認頂けたらと思います。
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