虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法 第304条(物上代位)

第304条(物上代位)
1 先取特権は、その目的物の売却、賃貸、滅失又は損傷によって が受けるべき その他の物に対しても、行使することができる。ただし、先取特権者は、その払渡し又は引渡しの前に をしなければならない。
2 債務者が先取特権の目的物につき設定した物権の対価についても、前項と同様とする。

重要度:4

メモ書き:
(1)担保権の物上代位の根拠規定。質権(350条)、抵当権(372条)で準用されている。
(2)留置権には物上代位性はない。

(2)判例
1. 304条第1項の払渡し又は引渡しには債権譲渡は含まれない。物上代位の目的債権が譲渡された後であっても、抵当権者は目的債権を差し押えて物上代位権を行使できる(最判平10・1・30、最判平10・2・10)[17-14-ウ]。

2. 304条第1項ただし書は、抵当権とは異なり公示方法が存在しない動産売買の先取特権については、物上代位の目的債権の譲受人等の第三者の利益を保護する趣旨を含むから、動産売買の先取特権者は、物上代位の目的債権が譲渡され、第三者に対する対抗要件が備えられた後において、目的債権を差し押さえて物上代位権を行使することはできない(最判平17・2・22)。

(3)出題過去問の番号:[3-10-イ, 7-14-4, 8-15-3, 14-10-オ, 17-14-ウ, 18-15-イ]

(4)過去問
1. 不動産売買の先取特権の目的物が貨貸された場合において,先取特権者が賃料を差し押さえたときはその上に先取特権の効力が及ぶ。
[3-10-イ]

2. 動産留置権と動産質権は,いずれも目的動産の滅失によって債務者が取得すべき金銭その他の物に対して代位することができる権利である。
(留置権: 、質権: )[14-10-オ]

3. 次の学生の解答は正しいか。
教授:動産売買の売主には目的動産についての先取特権が認められていますね。A(売主)、B(買主)間の動産売買において、代金の支払を怠っているBが目的動産をCに転売して引き渡したという事例で,転売代金が支払われていない場合,Aは,動産売買の先取特権に基づいてどのような手段をとることができますか。
学生:イ Aは、動産売買の先取特権に基づく物上代位権の行使として,目的動産の転売によりBが取得する代金債権を差し押えることができます。
[18-15-イ]

4. 建物を目的とする抵当権の抵当権者は,その建物の賃料債権が譲渡され,第三者に対する対抗要件が備えられた後であっても,その賃料債権を差し押さえて物上代位権を行使することができる。
→○(上記判例1参照)[17-14-ウ]

(5)追記:
1. 先取特権でというよりも抵当権で重要なようです。物上代位性についての判例もたくさんあって、答練では出ているようです。過去問で問われている範囲外は、きちんとやると大変ですから、優先順位は低いと思います。
2. 2の判例は、出てないですが、先取特権の事例で、抵当権と結論が異なるので1の判例と対比して見ておくと良いと思います。
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