虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法 第280条(地役権の内容) 

第6章 地役権


第280条(地役権の内容) 
地役権者は、設定行為で定めた目的に従い、他人の土地を自己の に供する権利を有する。ただし、第三章第一節(所有権の限界)の規定(公の秩序に関するものに限る。)に違反しないものでなければならない。

重要度:4

メモ書き:
(1)地役権者は、他人の土地を自己の「土地の便益」に供する権利を有する。個人的便益のために設定できない。次の目的で設定できるか。
1. 植物の植栽→
2. 昆虫採集→
3. 写生→
4. 眺望のため→

(2)要役地とは、地役権者の所有地であり、承役地とは、地役権者が要役地の便益のため利用する他人の土地のことである。要役地と承役地は隣接していなくとも良い。
(3)要役地の一部を目的として地役権を設定できないが、承役地の一部を目的として地役権を設定できる。

(4)判例
通行地役権の設定登記がされていない場合でも、承役地の譲渡の時に承役地が地役権者によって使用されていることが客観的に明らかであり、譲受人がそのことを認識していたか、または認識することが可能であったときは、譲受人は、地役権設定登記の欠缺を主張するについて正当な利益を有する第三者にあたらない(最判平10・2・13)[7-13-オ]

(5)出題過去問の番号:[62-7-123, 7-13-オ, 11-10-1]

(6)過去問
1. 地役権は,要役地所有者が承役地において植物を植栽する目的のために設定することはできない。
[62-7-1]

2. 甲土地を所有するAは,Bが所有する乙土地を通行する権利を有している。次の記述は,この通行権が通行地役権であるか相隣関係にもとづく公道に至るための他の土地の通行権(以下,囲繞地通行権という。)であるかによって結論が異なるか。
a. Bが乙土地の所有権を第三者に譲渡した場合に,Aが,乙土地の譲受人に対して,この通行権を主張することができないことがあるか。
. → (囲繞地通行権:常に主張可、地役権:上記判例により主張出来ない場合有り)[7-13-オ]

3. 下図のように,甲地が乙地を通らなければ公路に出ることができない位置関係にある場合において,甲地の所有者Aが乙地の所有者Bから通行地役権の設定を受けた。通行地役権の設定契約において,Aが乙地を通行することができるのは,Bがその都度指定する時間に限られる旨を定めることはできない。
280条問題
(280条但し書き参照)[11-10-1]

4. 要役地及び承役地がともに一筆の土地の一部であっても,地役権を設定することができる。
[62-7-2]

(7)追記:
用益権の中でも重要な地役権に入ってきました。過去問も多いので大変です。前から思ってましたが、土地の便益に関して、眺望目的は良くて植物植栽目的、昆虫採取目的等が良くないのは理解し難いですね。でもこれで覚えるしか無いんでしょうね。
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