虫食い民法条文、虫食い判例で資格試験を突破せよ!

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民法 第265条(地上権の内容)

第4章 地上権


第265条(地上権の内容)
地上権者は、他人の土地において を所有するため、その土地を使用する権利を有する。

重要度:2

メモ書き:
(1)工作物、竹木所有目的に限られることに注意。賃借権にはこのような制限はない。
(2)稲、麦等耕作の目的となる植物は、竹木に含まれない。この場合、永小作権が成立することに注意。
(3) 地上権設定者は,地上権を設定した自己の土地を自ら使用することはできないが、賃借権と異なり、特約のない限り,進んで土地を使用に適する状態におくべき積極的義務を負わない。
(4)地上権は物権だから、賃借権と異なり、自由に地上権を譲渡したり、賃貸したり、地上権に抵当権を設定でき、その際に地上権設定者の承諾は不要。

(5)判例
地上権は土地の一部を目的として設定することは出来る(大判明34.10.28)。しかし、分筆しなければ登記することはできない。これは賃借権についても同様[62-12-2, 10-10-エ, 10-10-オ, 18-13-ウ]。

(6)出題過去問の番号:[59-14-134, 62-12-23, 3-11-1, 10-10-エオ, 18-13-イウエ]。

(7)過去問
1. 土地の賃貸借は,1筆の土地の一部を目的とすることができるが,地上権は,1筆の土地の一部を目的として設定することができない。
(上記判例参照)[18-13-ウ]

2. 土地の賃貸人は,特約がなくてもその土地の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負うが,地上権を設定した土地の所有者は,特約がない限りその土地の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負わない。
[18-13-エ]

3. 土地の賃借人は,特約がない限り賃貸人の承諾を得なければその賃借権を譲渡することができないが,地上権者は,特約がなくても土地の所有者の承諾を得ないでその地上権を譲渡することができる。
[18-13-イ]

4. 甲がその所有するA土地につき乙との間で地上権設定契約を締結した。甲・乙問に乙は地上権を目的として担保権を設定してはならない旨の特約がある場合に,乙が甲の承諾を得ないで第三者丙のために地上権を目的として抵当権を設定し,その登記をしたときでも,甲は乙に対してその登記の抹消登記手続をすべきことを請求することができない。
[59-14-4]

5. Aが「電線路及びこれを支持するための鉄塔を施設し,保持すること」を目的として,Bからその所有する甲土地について地上権の設定登記を受けていたという事例に関する次の記述は正しいか。なお,甲土地は,一筆の土地である。
A. 当該地上権が甲土地の一部のみを対象として設定されたものである場合には,そのことを知らないCが,Aから当該地上権を譲り受け,その旨の移転登記を経由したときであっても,Cは,甲土地のその余の部分に鉄塔を建設する権利を取得しない。
(土地の一部のみの地上権設定登記はできないから、そのことをCに対抗できない)[10-10-エ]

B. 当該地上権が甲土地の一部のみを対象として設定されたものである場合には,Bは,甲土地のその余の部分について,通行地役権を設定することができる。
(土地の一部のみの地上権設定は有効だから、その余の部分に地役権設定できる)[10-10-オ]

(8)追記:
本条自体は直接には、出てませんが、土地の一部に設定できるか、登記できるかという問題がよく好まれて出題されているようです。上記平成10年の過去問は、最初解いたときはさっぱり何が何だか解りませんでした。今見ても難しく、妖しい問題だと思います。また[18-13-エ]のように賃貸借との比較の問題も好んで出題されるようです。
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